ジンは、ジュニパーベリーと呼ばれる果実を主原料に、様々なボタニカルと呼ばれるハーブやスパイスなどを加えて蒸留したお酒です。国産ジンは、このボタニカルに柚子や緑茶、山椒など日本独特の素材を使用している点が大きな特徴です。海外産のジンとは異なる、繊細で奥深い味わいは、海外でも高い評価を受けています。また、小規模な蒸留所が手作業で丁寧に作り上げる、高品質なクラフトマンシップにあります。大量生産では実現できない、個性豊かな味わいは、まさに「唯一無二」と言えるでしょう。
こちらでは、味・香り・度数など自分好みの国産ジンをお探しの方に向けて、国産ジンの選び方や香りと味わいの表現についてお伝えします。
また、北海道 積丹ジンのジンに使われている素材についてもご紹介しますので、ぜひ最後までお読みください。
日本全国で様々な種類の国産ジンが造られていますが、いざ選ぼうとすると迷ってしまう方もいらっしゃるのではないでしょうか。こちらでは、初心者の方向けに国産ジンの選び方のポイントを紹介します。
パッケージのデザインも選ぶポイントの一つです。贈り物にするなら、華やかで高級感のあるパッケージのものがおすすめです。自分用なら、シンプルでスタイリッシュなパッケージのものが良いでしょう。また、ラベルのデザインもチェックしてみましょう。ボタニカルの絵柄が描かれているものや、産地の特徴が書かれているものなど、個性的なラベルのデザインは、選ぶ楽しみを増してくれます。
その土地の気候風土、水、そしてそこで育まれたボタニカルは、ジンの味わいを決定づける重要な要素です。興味のある地域や、訪れたことのある場所のジンを選んでみるのはいかがでしょうか。
例えば、北海道産のジンなら、ハマナスやアカエゾマツなどの北海道らしいボタニカルが使われているかもしれません。また、九州産のジンなら、ユズや柑橘系のボタニカルが使われているかもしれません。産地によって異なるボタニカルの組み合わせを楽しめるのも、国産ジンの魅力の一つです。
一般的にジンのアルコール度数は40度前後ですが、商品によっては度数の高いものや低いものがあります。自分の好みに合った度数のものを選びましょう。度数の高いジンは、力強い味わいと香りが特徴です。一方、度数の低いジンは、飲みやすく、香りが穏やかな印象です。
ジンには、ジュニパーベリーに加えて、様々なハーブやスパイス、果物などのボタニカルが使われています。どのようなボタニカルが使われているかによって、香りや味わいが大きく変わるため、事前に確認しておきましょう。柑橘系の香りが好きな方は、ユズやスダチ、レモンなどのボタニカルが使われたジンがおすすめです。
ジンの特徴である「ボタニカル」を中心に、香りと味わいの表現をご紹介します。
ビャクシンは、ヒノキ科ビャクシン属の常緑針葉樹です。「ジュニパーベリー」とも呼ばれ、ジンの香り付けに欠かせないボタニカルとして知られています。世界中に約60種以上のビャクシン属が存在し、地域によって様々な特徴を持つのも興味深い点です。北海道 積丹ジンでは、この土地ならではの風味を生み出すため、積丹半島に自生するビャクシンを採用しています。
日本では、古くから神聖な木として神社仏閣に植えられてきました。積丹半島でも、厳しい自然環境の中で力強く育つビャクシンは、地元の人々に親しまれてきました。北海道 積丹ジンに使われているビャクシンは、他のボタニカルと調和しながら、爽やかでスパイシーな香りを生み出しています。
北海道の花として広く知られるハマナスは、海岸の砂地などに自生し、初夏に鮮やかなピンク色の花を咲かせます。その香りは甘く華やかで、バラに例えられることもあります。このハマナスの花を丁寧に蒸留することで、華やかでフルーティーな香りを引き出し、ジンに上品な甘さをプラスしてくれます。ハマナスの香りは、他のボタニカルとの調和をとり、複雑で奥深い味わいを生み出します。
ローズは、その香りの高さから「香りの女王」とも呼ばれています。ローズは、その華やかで優雅な香りは、ジンに深みと複雑さを与え、他のボタニカルとの調和を促進します。ローズを使用することで、フローラルで上品な香りを演出できます。華やかで優雅な気分を味わえるジンが完成します。
ハイビスカスは、アオイ科フヨウ属の植物で、赤やピンク、黄色など鮮やかな色の花を咲かせます。その華やかな見た目だけでなく、甘酸っぱいフルーティーな香りも特徴です。ハイビスカスをボタニカルに使用したジンは、ハイビスカス特有の甘酸っぱい香りが加わり、よりフルーティーで華やかな香りが生まれます。また、ジンのベースとなるジュニパーベリーのスパイシーな香りとハイビスカスのフルーティーな香りが絶妙に調和し、複雑で奥行きのある味わいを生み出します。
早春を告げる山菜として知られるフキノトウは独特の香りとほろ苦さが特徴ですが、隠れた甘みもあります。フキノトウをボタニカルに使用したジンは、生のフキノトウのような爽やかな苦味と、奥深い甘みを感じられます。フキノトウのジンは、ストレートやロックでじっくりと味わうのもおすすめですが、トニックウォーターやソーダで割ると、より一層爽やかな香りと味わいが楽しめます。
オレンジは、ジンに使用されるボタニカルの中でも、特に人気のある素材の一つです。ジンに柑橘系の爽やかな香りとフルーティーな甘さを加えるために使われ、その爽やかな香りと味わいが多くの人を魅了します。オレンジを用いることで、ジンの味わいに奥行きと複雑さが生まれます。
アカエゾマツは、北海道の森を代表する常緑針葉樹で、マツ科トウヒ属に分類されます。6月に採取するアカエゾマツの新芽は、乾燥プロセスを経ることで熟成し、オレンジを思わせる芳醇な香りに変化します。ジンに使用される場合、アカエゾマツは、その独特なオレンジの香りをベースノートとして、他のボタニカルとの調和を生み出し、奥行きのある複雑な味わいを表現します。森林を思わせる爽やかな香りは、ジンの味わいをより一層引き立て、深い余韻をもたらします。
ジンは、ストレートやロック、ジントニックなど、様々な飲み方で楽しめます。個性豊かな国産ジンが数多く誕生していますが、洗練されたパッケージ国産のお酒・北海道ボタニカルを使用したジンをお探しでしたら、北海道 積丹ジンのオリジナルジン「火の帆(HONOHO)」はいかがでしょうか?
北海道特有の植物と積丹町で採れるボタニカルを活用し、着色料を使わずに自然な色を実現しています。香りはオレンジをベースにしており、柑橘系や自然の爽やかな香りを求める方に適しています。こだわりの味わいと香りを持ったクラフトジンで、新たな体験をお楽しみください。
積丹は、北海道の西側に位置する美しい半島です。ジンを作る上で、この土地の自然は本当に大切な存在です。
積丹の魅力は、なんといってもその豊かな自然。厳しい寒さと風、そして栄養豊富な海が育んだ、力強い植物たちがたくさん生えています。私がジンを作るために使っているボタニカルも、この積丹で育まれたものを使っています。
積丹の気候は、冬は雪が多く夏は涼しいのが特徴。昼夜の寒暖差が大きいので、植物たちはゆっくりと成長し、その分香りが凝縮されます。
海は、エメラルドグリーンで透明度が高く、たくさんの種類の魚や海藻が生息しています。この豊かな海も、ジンの風味を豊かにする上で欠かせない存在です。
また、積丹にはアイヌの人々が暮らしていた歴史や、ニシン漁で栄えた時代など、様々な物語が刻まれています。こうした歴史も、積丹ジンに深みを与えています。
積丹の自然は力強く、そして繊細。その自然の恵みをぎゅっと詰め込んだジンを飲むことで、この素晴らしい土地の空気や、海の香りを感じてもらえたら嬉しいです。
会社名 | 株式会社 積丹スピリット |
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代表者 | 代表取締役 岩井 宏文 |
設立 | 2018年3月 |
住所 | 〒046-0325 北海道積丹郡積丹町野塚町 字ウエント229−1 |
電話番号 | 0135-48-5105 |
メール | blue@shakotan-spirit.co.jp |
URL | https://shakotan-blue.jp/ |
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