Home > Pick Up【Botanical Collection -ボタニカル・コレクション】
ジンならではの風味、ジュニパーベリーに続いて引き出される、積丹町産、北海道産ボタニカルの個性豊かな香りと味わい。
そうしたクラフトジンならではの「愉しみ」を、一人でも多くの方に見出してもらいたい。
さらには積丹半島、北海道という豊かな大地の個性や息吹をも感じてほしい。
そうした願いを込めて、私たちは圃場づくりからクラフトジンと向き合っています。
積丹スピリットは、豊かなボタニカルを育む積丹半島の自然環境を活用し、ボタニカル生産からクラフトジン蒸溜まで一貫して取り組んでいます。
ボタニカル栽培を通じ、積丹半島の自然環境によって磨かれるボタニカルの個性を、より深く理解することができます。
積丹半島および周辺エリアは、大部分が「ニセコ積丹小樽海岸国定公園」に指定されています。
そのため、豊かな森に自生するボタニカルの採取は厳禁。そこで積丹スピリットでは、休耕地を利用した「積丹グリーン圃場」を拓き、ジンなどの原料となるボタニカルを栽培しています。
休耕地を利用した積丹グリーン圃場は、総面積約5haに及びます。また、ボタニカルを乾燥させるための「乾燥室」も備えています。
日本海に突き出す積丹半島は、積雪量の多いエリア。けれども、この積雪や厳しい冬があるからこそ、生命感あふれるボタニカルが育つのです。
ボタニカルの「発見」から始まった取り組みを通じ、北海道へ世界へ、積丹町産ボタニカルが核となるKIBOUをお届けしていきます。
Phellodendron amurense
日本全土に分布し、内皮は黄柏と呼ばれ重要な生薬の1つである。奈良県の丸薬「陀羅尼助」や長野県の「百草健胃薬」の主成分。果実はさわやかなミカンの香りがする。ハーブの原料としても利用可能。
Amur cork-tree
Rosa rugosa
海岸の砂地に生える。耐寒性が強いので北海道に多いが積丹町には少ない。花は香水、実はジャムに供用される。ノイバラと雑種を作ることがあり、コハマナスと呼ばれる。
Japanese rose
Daucus carota
道端や空き地に旺盛に生育する帰化種。栽培種のニンシジンの原種とされるが根は細い。レースフラワーのような花序の中心に、ときに赤い花をつけることがあり、「アン女王のレース」とも呼ばれる。全草、食用可で特に種子はキャラウェイシードの代わりになる。エッセンシャルオイルも販売されている。
Wildcarrot , Bird's Nest
Vitiscoignetiae
平地〜山地に生える。日本全土に分布。積丹町にも多く自生している。果実は食用になり、秋の紅葉も美しい。縄文時代からの在来種で、その果汁の風味は何ものにも代えがたい郷愁の味である。
Crimson glory vine
Artemisia sacrorum
名前から窺い知れるように、海岸や山地の岩場に生える。海岸断崖植生を代表する種である。葉はハーブとして使われるワームウッドやエストラゴンのような、強い芳香がある。
Russian wormwood
Prunus grayana
北海道南西部から九州にかけて分布。香りのよい若い花穂と果実を塩漬けにしたり酒にひたすと、桜餅の香りがする。積丹町内の山麓部に広く分布し、町を特徴づける樹木の一種と言ってもよい。
Malus baccata var. mandshurica
青森以南に多い類似種ズミ(コリンゴ)とよく混同されるが、同定は難しい。公園などに植えられている少し実の大きなものは品種改良されたヒメリンゴ(クラブアップル)で、旧積丹牧場に列植されている。
Manchurian crab
Galium verum var. trachycarpum
山地の岩場や海岸草地などに生育する多年草。薬効があり染料にも使われるハーブの一種で、乾燥させると甘い香りがより立ちあがってくる。利用する場合は苗から購入する。
Lady's Bedstraw
20歳未満の飲酒は法律で禁止されています。20歳未満の方への酒類の販売はしておりません。